契約書を袋とじ(袋綴じ)にする
袋とじですっきりと体裁のよい契約書に
契約書の枚数が多いときに「契印」をすべてのページに押捺するのは大変な作業です。
複数ページにわたる契約書は、袋とじ(袋綴じ)にするとすっきりした体裁のよい契約書になります。
以下は、契約書を袋とじにする方法を説明しています。
契約書の袋とじ・作り方
契約書の用紙は、A4サイズとします。契約書をホッチキスでとめます。
左図にある「袋とじ用の紙」をA4サイズよりも大きい紙を使って作ります。
A4サイズの用紙のみでつくる場合は、Bの上下のミミ(耳)の部分を省略して行います。
「袋とじ用の紙」のサイズは、AとBとは同じ幅で約2cmぐらい、Cは3cm~4cmの幅がめやすです。
「袋とじ用の紙」の点線の部分は折り返すときの折り目です。
(図では説明のために色付きですが、契約書の用紙と同じ用紙(白)が妥当です。)
最初に、「袋とじ用の紙」のA部分の裏側にだけノリをつけます。
「袋とじ用の紙」のA部分の裏側にだけノリをつけ、A部分の左端を契約書の左端にきっちりと合わせて、契約書表紙の上に貼りつけます。
再度、ホッチキスで3か所とめます。ホッチキスどめは全体で5か所になります。
次に、「袋とじ用の紙」のAとBの間の点線で折り返します。
左図は「袋とじ用の紙」のAとBの間の点線で折り返したところです。
契約書を裏返します。
左図のように、Bのミミ(耳)の部分が出ていますので、この部分にノリをつけ、折り込んで裏表紙に貼りつけます。
左図は、Bのミミ(耳)の部分を貼りつけたところです。
最後に、Cの部分にノリをつけて、折り込んで裏表紙に貼りつけます。
ノリが乾いてから、この裏表紙と「袋とじ用の紙」の境目に「契印」を押します。
「契印」は、契約書の署名捺印に用いた印鑑でおこないます。
契約書表紙(表面)
(袋とじ部分は説明のために色をつけていますが、実際は契約書用紙と同じ白色を使うのが通常です。)
表側の面についても、「袋とじ用の紙」との境目に「契印」を押捺するという例が多くなりました。